気合を入れて転職用の応募書類を作成したものの書類選考に通らないと、「せっかく作ったのに・・・」と気分が落ち込んでしまいませんか?
また、何社も出しているけれども、なかなか書類選考が通過できないという場合は、一度、応募条件と書類の内容を見直してみる必要があります。
応募条件をクリアしていない求人に応募してしまうと、書類選考で弾かれてしまうことが多くなってしまいます。
応募書類はひな型を作ってしまえば、あとは日付、志望動機、備考欄などの書き換えだけを行うだけになりますが、書き換えない部分に思わぬミスがある場合もあります。
書類選考の通過率ってどれくらい?
書類選考に通過しないと悩んでいると気になるのが「書類選考の通過率ってどれくらいなのか?」という点です。
書類選考の通過率の定義ですが、「その企業の求人に対して、どれくらいの人が書類選考を通過したというものではなく、自分が応募書類を送付した中から書類選考を通過したもの」ということです。
企業に対する応募総数からの書類選考の通過率というのはほとんど公表されることはありませんので、気にする必要はありません。
自分が応募した求人に対して何社から書類選考を通過できたかが大切です。
通過率の平均としては志望する業界や職種などにもよりますが、だいたい40%くらいというのが平均になってきます。10社に応募して4社から書類選考通過の連絡をもらうという形になります。
応募条件をクリアしているか?していない場合、それをカバーできる情報を書いているか?
求人票には、企業が望む人材像として必須条件や尚可条件が書かれています。
必須条件とは採用する上で、クリアしていなければ採用が難しいと考えられている条件です。尚可条件とは、必須条件をクリアしている上で、プラスアルファでクリアしていると望ましいと考えられている条件です。
ただし、企業が考えている必須条件というのはあくまで想定の範囲となりますので、職務上でクリアしていない人を採用してしまうと法律に触れること以外、絶対というものでもないのが事実です。
例えば、営業経験3年以上という条件があった場合、企業側としては3年位の経験があれば営業としての基本的なことはできているであろうと考えた上で出しています。
しかし、のらりくらりとずるずる営業を3年やってきた人、2年目だけれども社内表彰を何度も受賞している人、どちらが企業には魅力的に映るでしょうか?ほとんどの場合、後者だと思われます。
条件をクリアしていることは望ましいのですが、それに足らない場合はカバーできるエピソードを添えることで企業側の見方も変わってきます。
履歴書、職務経歴書の内容は正しいか?
以外と見落としてしまうのが、履歴書と職務経歴書で
・片方が元号、もう片方は西暦で記入している
・職歴の年数が履歴書と職務経歴書とで異なっている
・誤字脱字がある
というものです。
書類作成の段階で、履歴書が完成したら履歴書の見直しはするとは思いますが、片方だけの見直しではなく、履歴書と職務経歴書の確認を同時に行いましょう。
選考担当者が書類を見た時に、余計な疑問を持たせてしまうとそれだけで印象が悪くなってしまいます。
また、見なおす場合は自分ひとりだけではなく、家族や友人など第三者にチェックしてもらうことで自分では気付かなかった点を見つけてくれることもあります。
選考の結果が来ない場合
書類選考の結果がなかなか来ない場合、自分で選考漏れだと判断する前に、企業に問い合わせてみましょう。
求人票には大体、書類到着より●日以内に書類選考と書かれている場合が多いので、その日にちを過ぎても連絡がない場合は、電話でもメールでも構いませんので、選考結果を確認しましょう。
選考結果の日数が書かれていない場合は、1週間すぎても連絡がなければ、企業に確認の連絡をしてみましょう。
ただし、電話で確認する場合はお昼休みと思われる時間帯(12:00~13:30くらい)は避けるようにしてください。もし、あなたが在職中で、自分が電話をするタイミングもお昼休みしかないという場合はメールの方が良いです。
まとめ
・書類の通過率は自分が応募した数に対して書類選考の連絡が来た企業の数の割合で考える。志望する業界や職種によるが平均的には40%くらいが多い
・応募の必須条件とは企業が想定しているものなので、クリアしている事が望ましいが、クリアしていない場合はそれをカバーできるエピソードを書いてみる
・書類の内容は、履歴書と職務経歴書を一緒にチェックする。また第三者にチェックしてもらうと自分が気付かない点を指摘してくれる場合がある。
・企業からの選考結果が来ない場合は、期日を過ぎた時点で電話やメールで確認を行う。