「今の会社の退職理由を教えて下さい。」
「なぜ、退職を決意し転職活動をされていのですか?」
「転職するにあたり、現職の退職理由は何でしょうか?」
こういった質問は、志望動機と同じ位聞かれます。
面接官がこの質問をする背景、回答の考え方、回答例について書いていきます。
質問の背景
「自分勝手な理由で辞めていないか?」「トラブルを起こして辞めざる負えなくなっていないか?」「すぐに辞めてしまわないか?」など、第三者も納得できる理由を持っているか知りたいため、このような質問をします。
何かしらのトラブルが原因で退職をした人というのは、企業側からしても「また同じ状況になったら辞めてしまう可能性が高い」と判断されてしまいます。
入社した後のことを考えると、前もって火種となるような原因は避けたいのが正直なところです。
回答の考え方
面接官も「何かしらの不満があるから転職しようとしている」ということは、重々承知です。しかし、不満をそのまま伝えても愚痴にしか聞こえないのです。
志望動機もそうですが、退職理由も第三者が納得するような理由がなければ、次の選考に進むことは難しいです。
不満があって転職するのは暗黙の了解として、その不満に対して、「解決するために何をしたのか?」という点が非常に大切になってきます。
回答例
営業職の場合:
自社で取り扱っていた商材がどうしても、お客様のためというより会社の利益のためという意味合いが強く、私自身、お客さまに売ることに対して罪悪感を感じるようになりました。
会社に対しては、もっと顧客目線に立った商材を販売するため新サービスの提案をしましたが結果的には採用をされることはありませんでした。
これ以上、販売に対して罪悪感を感じることが自分の中で負担になってしまったため退職を決意いたしました。