資格があった方が転職に有利なのか?
転職活動を行う上で、資格を持っていたほうが有利なのかどうかという点は気になる所です。
結論から言うと、士業や運転ドライバーなど、有資格者でなければその仕事ができない場合は有利と言うより必須になります。それ以外の仕事においては職種によって、持っていれば役立つ資格というものはありますが、基本的には実務経験の方が評価のウェートは高いです。
資格の有無より実務経験が評価される
実務経験は無くて資格があるAさんと、資格は無いが実務経験があるBさんの2者間では、実務経験があるBさんの方が評価される傾向が高いです。
資格はあくまで、そのことについて勉強をして一定の知識を持っている状態です。確かに知識があることは素晴らしいのですが、その知識が実務レベルかと言われてしまうとそうではありません。
仕事をしていく上で、資格試験では勉強しなかった想定外のケースなどもの多々出てきます。そのような場合に、うまく対処できるためには実務経験が必要となってきます。
そのような場面を見越して、企業側も実務経験者を優遇するのです。
そうなると、どうしても実務未経験者が不利になってしまいます。
実務経験がなくても自分次第でどうにかなりやすいもの
実務経験を積みたいけれども、そういう環境がなかなかないというのが悩みどころです。
その場合は、会社においての実務経験はないけれども、個人で実務経験と同じようなことをしているという状況があれば、企業の評価も変わってきます。
例えば、会社のWebサイト担当という職務の求人募集があった際、同じような経験をしている人であれば選考の対象になります。
その場合は、自分でブログやサイトを立ち上げ、訪問者を集めたことがあるという経験があれば、実務レベルまでとは言えなくとも、実務未経験者とは経験の有無で差をつけることができます。
このような形で、個人レベルだけれども、希望する職種の仕事内容を経験しているという状況を作り出せば、「この人なりに努力をして、希望する職種に就こうという努力をしているのだな」という見方をしてくれます。
焦って資格を取る必要はない
転職活動をするなら取りやすい資格をたくさん取っておかなくてはという考えで資格取得に走るのはオススメできません。
また、転職のために希望する職種とは縁遠い資格を取得すると、面接の時に「なぜ、この資格を取得したのですか?」と聞かれた場合に、相手を納得させる返答をすることができなくなってしまいます。
職務に必要のない資格は履歴書に書かないほうが余計な詮索をされずに済みます。
逆に面接で「この職務を行う上で取得したほうが良い資格や、勉強しておいた方が良いことはありますか?」という質問をした方が、やる気のアピールには繫がります。